「ロジスティクス」は物流とか流通情報とも呼ばれ、供給者と需要者の間の供給・配送・取引・保全などを総合的にマネジメントする概念をいう。昨今、産業界で注目を浴びている「サプライ・チェイン」の理工学的アプローチとも考えられる。古くは前世紀初頭からの在庫や施設配置などの古典モデル研究がよく知られているが、コンピュータの発展・普及に伴い1950年代から急速な発展を遂げている。また、昨今の不況下にあって、ロジスティクスへの取組みが、そこからの脱却の鍵ともされている。
本書は、とかく観念論で終始しがちなテーマを、数理的な立場を一貫して取りながら解説することにより、その本質の理解と実務応用への道を開く初の書である。