出版書誌データベース

交通事故の刑の相場や、裁判官・検察官の判断基準を裁判官・検察官ＯＢが解説！
＊裁判例の分析から具体的な判断要素を示す。
＊検察官の処分を取り上げています
＊刑事事件でも件数が多い交通事故に特化した実務書

目次
はしがき
第１章　交通事故量刑判断の実務
　１　検察実務における終局処分判断の実情
　２　裁判実務における量刑判断の実情

第２章　交通法制の概要
　１　交通法規の概要
　２　交通法規の変遷

第３章　検察官の処分の実情と判断の実際
１　交通犯罪の概要
２　検察官の終局処分までの流れ
３　終局処分の方針
４　検察官の終局処分の実情～交通人身事故事件
５　検察官の終局処分の実情～道交法違反事件
６　危険運転致死傷罪
７　被害感情及び被害者・遺族対応
８　公務員による交通犯罪

第４章　千葉地方検察庁管内における実状

第５章　裁判例から読み解く量刑判断の実際
　１　量刑判断の傾向と視点
　２　量刑判断にあたり考慮される要素の検討
　３　量刑の一般的な基準の検討
　４　道路交通法違反事件の量刑判断
　５　自動車運転死傷行為処罰法違反事件の量刑判断
　６　自動車以外の交通事故死傷事件（自転車案件を中心に）（清水）
　７　刑事処分と行政処分との兼ね合い

第６章　弁護士実務Ｑ＆Ａ

はしがき
第１章　交通事故量刑判断の実務
　１　検察実務における終局処分判断の実情
　２　裁判実務における量刑判断の実情
　　（１）　裁判例の動向と実務の傾向
　　（２）　量刑判断上考慮される要素
　　（３）　量刑判断の一般的基準

第２章　交通法制の概要
　１　交通法規の概要
　２　交通法規の変遷

第３章　検察官の処分の実情と判断の実際
１　交通犯罪の概要
（１）交通犯罪関係の法改正
（２）適用罰条と法定刑の概要
２　検察官の終局処分までの流れ
（１）交通事故事件の処理の流れ
（２）道交法違反事件の処理の流れ
３　終局処分の方針
（１）決済制度といわゆる「求刑基準」
（２）交通犯罪の特質～処分の公平の要請
４　検察官の終局処分の実情～交通人身事故事件
（１）量刑理論一般
（２）交通人身事故事件の考慮事情総論
（３）考慮事情各論①－結果（被害者の傷害・死亡）
（４）考慮事情各論②－行為の悪質性
（５）考慮事情各論③－被害者の事情（落ち度）
（６）考慮事情各論④－他の事情
（７）無免許運転過失致傷
５　検察官の終局処分の実情～道交法違反事件
６　危険運転致死傷罪
（１）概説
（２）裁判員裁判の求刑
７　被害感情及び被害者・遺族対応
（１）総説
（２）処分に与える影響
（３）被害者・遺族対応
８　公務員による交通犯罪

第４章　千葉地方検察庁管内における実状

第５章　裁判例から読み解く量刑判断の実際
　１　量刑判断の傾向と視点
　２　量刑判断にあたり考慮される要素の検討
　　（１）　基本要素
　　（２）　加重要素
　　　　　任意保険への未加入，前科・前歴，職業運転手など
　　（３）　軽減要素
　３　量刑の一般的な基準の検討
　　（１）　基本的な考え方
　　（２）　実刑にあたる場合の類型
　　（３）　執行猶予にあたる場合の類型
　　（４）　刑期の判断
　４　道路交通法違反事件の量刑判断
　　（１）　総論
　　（２）　無免許
　　（３）　最高速度違反
　　（４）　酒気帯び・酒酔い運転
　　（５）　薬物の影響がある状態
　　（６）　報告義務・救護義務違反
　　（７）　過失建造物損壊
　　（８）　共同危険行為
　５　自動車運転死傷行為処罰法違反事件の量刑判断
　　（１）　過失運転致死傷罪
　　（２）　危険運転致死傷罪
　　（３）　発覚免脱罪による加重
　　（４）　無免許運転による加重
　６　自動車以外の交通事故死傷事件（自転車案件を中心に）（清水）
　７　刑事処分と行政処分との兼ね合い

第６章　弁護士実務Ｑ＆Ａ

編著：川上　拓一
川上　拓一
早稲田大学大学院法務研究科教授　元東京高裁判事　司法試験考査委員

1969年早稲田大学法学部卒。72年司法修習生。74年裁判官任官。以後東京地裁、司法研修所教官、東京高裁判事、さいたま地裁部統括判事をへて、04年早稲田大学教授。司法試験委員。

他著：濱田　毅
濱田　毅
元検察官、同志社大学教授

他著：清水　保彦
清水　保彦
弁護士