出版書誌データベース

モダニズム建築の真の理想像を浮かび上がらせる決定版。20世紀最大の傑作、その快適さのルーツを解き明かす初の全史。1960年開都、1987年世界遺産──新首都の構想、建設、発展の道のりをたどり、都市全体が公園のように心地よい生活空間が広がる実像をヴィジュアルに解説。

第1章　ブラジルの首都の歴史―ブラジリアは何を受け継いだか
第2章　世紀の新首都設計コンクール―ブラジリアに何が求められたか
第3章　ルシオ・コスタのプロポーザル―ブラジリアはブラジル叙事詩を語る
第4章　ブラジリアへのルシオ・コスタの道のり―モダニズムからモデルニズモへ
第5章　モデルニズモ都市の誕生―モダニズムは過去から続く
第6章　都市の文法を歩く―ブラジリアの都市と建築
第7章　世界遺産へ―都市の歴史的現代性を保護する

著：中岡　義介
中岡義介:（兵庫教育大学名誉教授／1944年生まれ。京都大学大学院修了。佐賀大学、兵庫教育大学で教授を歴任。工学博士。環境デザイン学専攻。主書『奥座敷は奥にない』『ラテンアメリカ都市と社会』など）

著：川西　尋子
川西尋子:（兵庫教育大学大学院修了。博士（学校教育学）。畿央大学講師などを歴任）