出版書誌データベース

ワクチン接種プログラムによる人口削減、アメリカ大統領選を左右するQアノン、異常気象をもたらす気候変換テクノロジーHAARP……
社会や政治、経済の背後に大きな力が働いているとする荒唐無稽な言説に、人はなぜハマってしまうのか？

日本のマスコミでもごく普通のボキャブラリーとなり、世界はもとより日本でも一部社会問題化している“陰謀論 (Conspiracy Theory)”。
本書は、アメリカを中心とした陰謀論を、長年にわたり収集・研究するノンフィクション作家の著者が、エリア５１の異星人からウクライナ侵攻の裏側まで、新旧合わせて４９の陰謀論を背景的事実を盛り込みながらわかりやすく解説。
事実と事実のはざまにある奇妙なつながりが、リアリティと説得力を宿しながら日々拡散していく陰謀論。「陰謀論など全否定」ではなく、視点を少し変えるだけで、これまで見えなかった世界とその動きが見えてくる。
アメリカ人の３人に１人が何かしらの陰謀論を信じているとされる今日、未来を左右しかねない“世界を動かす常識”を知るための必読の一冊。

まえがき
第１章 巷で囁かれる陰謀論
ＷＨＯのワクチン接種プログラム／２１世紀の地球政治—アジェンダ２１／コロナ禍でバズワードとなったグレートリセット／デイープステートvs.Ｑアノン／コロナより事態は深刻—デジタルパンデミック／映画の世界が現実のものに—スカイネット／国内に敵が多すぎた!?—ＪＦＫ暗殺事件
第2章 闇の勢力が企てる陰謀論
ディープステートと呼ばれるものの構図／パンデミックのシナリオだった？—イベント２０１／戦艦不可視実験—フィラデルフィアで何が起きた? ／陰謀論の宝庫バチカンの秘密／明日の世界を決めるビルダーバーグ会議／増殖し続けるＮＷＯ／大空を彩る毒雲ケムトレイルの変遷
第3章 戦争・事件・テロに隠された陰謀論
自然災害や準軍事に特化した組織ＦＥＭＡの本当の役割／いまだ消滅することのない９１１陰謀論／ウクライナ侵攻の裏側にあるもの／ダイアナ妃死亡事故の真実／ハワイの街を焼き尽くした最新テクノロジー兵器／ＭＨ３７０便には誰が乗り、何が載せられていたのか／湾岸戦争と大規模マインドコントロール
第4章 一般人が巻き込まれる陰謀論
５Ｇ通信網とコロナウイルスの蔓延／ＣＩＡによる洗脳実験ＭＫウルトラ計画／さまざまなものの混入がささやかれるアメリカの水道水／デジタル自殺ウイルス？—Ｍｏｍｏチャレンジ／古くて新しい陰謀論—地球平面説／人間と機械の合体—トランスヒューマニズム／神の手による創造、知性ある何かによる創造—創造論とＩＤ理論
第5章 ＵＦＯと異星人の陰謀論
ＮＡＳＡと月面秘密基地／ＵＡＰ＝未確認航空現象という言葉の裏側にあるもの／アメリカ政府とエイリアンの秘密密約／エリア５１で異星人が技術供与している？／エリート層は爬虫類人間型のエイリアンばかり／極秘裏に進められるスーパーソルジャー計画／アポロ１１号の月面着陸はウソだった
第6章 日常生活に潜む陰謀論
事件や災害で被害者を演じるクライスシアター／遺伝子組み換えテクノロジーと昆虫兵器／意図的に造られた偽記憶—マンデラ効果／ソーシャル・エンジニアリングと行動デザインテクノロジー／ＮＷＯの進化系？—ＯＷＯ（ワンワールド・オーダー）／シンギュラリティまであとわずか—ＡＩによる人類支配／人類はシミュレーション世界に生きている
第7章 テクノロジーベースの陰謀論
デジタル通貨と銀行システムの完全電子化／ＨＡＡＲＰシステムの新しい展開／ナチスまでルーツを辿るノン・リーサル・ウエポンの進化／自分のスペアは必要か—クローニング／ブラックホール創出から異次元へのポータルまで—ＣＥＲＮの極秘実験／脳を直接包むニューラレース／武器化されるインターネットミーム
あとがき

著：宇佐和通
宇佐和通（ウサ ワツウ）
1962年、東京都生まれ。東京国際大学卒業後、南オレゴン大学にてビジネスコース修了。商社、通信社勤務を経て、翻訳家・ノンフィクション作家に転身。
著書に『あなたの隣の怖い噂』（学研）、『THE 都市伝説』（新紀元社）、『都市伝説の真実』、『都市伝説の正体』（ともに祥伝社）、翻訳書に『エンジェル・アストロロジー』（JMAアソシエイツ）、『ロスト・シンボルの秘密がわかる33の鍵』（ソフトバンククリエイティブ）、『死刑囚　最後の晩餐』（筑摩書房）、『デムーリン・ブラザーズの華麗なる秘密結社グッズカタログ』（ヒカルランド）などがある。