うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第2期第1回配本、与謝野晶子です。
恋愛の自由を謳歌し、支配道徳を否定し、肉体の美を讃えた歌を、明治の世に問う。
与謝野晶子 Yosano Akiko
新生明治の世の中に、それまでタブーとされてきた恋の情熱を奔放に惜しげなくうたいあげて衝撃を与えた、おなじみ『みだれ髪』の歌人。大阪堺の商家に生まれ、与謝野鉄幹の門に入って明星派の才媛として名を響かせ、その後鉄幹の妻となって長く歌壇の内外で活躍した。また「君死に給ふことなかれ」の反戦歌をうたい、女子の社会教育をリードし、さらに『源氏物語』の口語訳をなして古典世界の復活に尽くすなど、幅広い功をなし、平安朝の清紫の再来と讃えられた。