音楽でかわる 高齢者の心とからだ
すぐに役立つ スペシャリストの音楽療法
著:佐治 順子
内容紹介
音楽療法の第一人者・佐治順子氏による、手軽な実践本。
音楽によって輝き、元気になる音楽療法の知恵をあなたに。
著者の豊富な経験をもとに、特に高齢者に効果のある実践を行うための方法を、イラストや楽譜、図表を使ってていねいに解説。本書で紹介するセッションの主な対象者は、健常者、デイケア通所者、施設入居者、パーキンソン病患者。
本書の内容は、高齢者専門の音楽療法士の方だけでなく、これから音楽療法を学びたいと思っている方、音楽療法に関心のある方、介護職、看護職、教員職、保健福祉関係職の方、そして高齢者がいらっしゃるご家族の方にも、即効性がある。
セッションで実際に使える4つの付録(アンケート用紙、和音奏の例、評価表、プログラム選曲リスト)は本書ならでは。
音楽の知識は少しで充分。心とからだは音楽でかわる!
目次
この本を読まれる方へ
はじめに
1.音楽療法とは
2.音楽療法の現場をのぞいてみよう
Part 1 音楽療法をはじめる前に
1.セッション日前までに理解しておくこと
0)実践の流れ
1)実践場所
2)参加者の情報
3)集団療法と個人療法
4)1グループの人数
5)セッションの頻度と1回の時間
6)会場の配置
7)使用する道具・楽器
8)スタッフの役割分担の確認
2.プログラムを作成してみよう!
1)プログラム作成の 3つの心得!
2)参加者は3つのパターンに分けられる
3)プログラムの全体像
Part 2 さぁ! 実際にセッションをはじめよう
1.セッションをはじめよう
Before その前に
No.1 あいさつ歌・手遊び歌
No.2 体操
No.3 季節の歌・唱歌
No.4 演歌・歌謡曲
No.5 民謡
No.6 終わりの歌
After 終了後
2.慣れてきたら、チャレンジ!
1)調(歌う音域)をかえてみよう
2)テンポをかえてみよう
3)強弱をかえてみよう
4)山場(クライマックス)をかえてみよう
More もっと知りたい! 音楽療法
1.反応と対応
2.アセスメントって?
3.音楽療法による変化
4.音楽療法の効果の事例
5.セッション中の固有テンポ
6.テンポの微調整と引き込み現象
7.もっと知りたい! Q&A
付録
音楽療法アンケート用紙
高齢者音楽療法因子評価表 (佐治改版)
プログラム 選曲リスト
参考文献