まえがき / 藤田 麻衣
序章 移行期ベトナムの産業変容 / 藤田 麻衣
第1節 本書の背景、ねらい、位置づけ
第2節 本書の対象
軽工業
地場企業
第3節 本書の構成
第4節 本書の成果
都市の近代的製造業と農村工業の違い
産業の発展過程にみる特徴
新たな発展段階における地場企業
産業をとおしてみるベトナム経済の変容
むすび
付 ベトナムの行政単位と「農村」の定義
第1章 ベトナムにおける乳業の発展過程と課題 / 石田 暁恵
はじめに
第1節 ベトナムにおける乳業発展過程
乳業の特質
ベトナムにおける乳製品消費と原料輸入
乳製品に関する貿易措置
第2節 ベトナムの乳業と企業
VINAMILK
VINAMILKと競合する企業と市場の変化
乳製品の流通
商標・広告・宣伝
第3節 乳業発展計画と原料国産化
工業省の乳業発展計画
原料国産化の課題
おわりに
第2章 ベトナムのプラスチック成形産業における構造変化と企業成長-ホーチミン市の民間企業の事例- / 藤田 麻衣
はじめに
第1節 産業の概要
産業の特性
他のアジア諸国の経験
第2節 ベトナムにおける発展の経緯
発展過程
政策の変遷
第3節 プラスチック産業の構造変化
企業数の変化と参入の動向
産業構造の変化
主要企業の特徴
第4節 高成長を遂げる大企業の特徴と背景-旧来型大企業の分析-
生産体制からの説明
流通構造からの説明
F社の事例
おわりに
第3章 ホーチミン市の「独自ブランド型」アパレル産業の生産・流通組織-知識集約的機能と生産・流通の内部化- / 後藤 健太
はじめに
第1節 ベトナムのアパレル産業の概要とホーチミン市の重要性
ベトナムのアパレル産業の史的展開
ホーチミン市のアパレル産業の現状
第2節 独自ブランド型産業の生産・流通組織
調査の概要とアパレルの生産と流通フロー
独自ブランド型企業の知識集約的機能と生産・流通の垂直統合
第3節 独自ブランド型産業の生産システムと経営分析
独自ブランド・アパレルの相対的高価格と生産・流通
独自ブランド型企業の経営分析
おわりに
第4章 ベトナム農村工業化政策の展開-アンザン省の事例を中心に- / 出井 富美
はじめに
第1節 ドイモイ後の農村工業化政策の推移
農村開発戦略における農村工業化の重要性
初めての農村工業発展政策:首相決定第132号
本格的な農村工業発展政策:政府議定第134号
農村工業化政策の注目すべき新たな動向
第2節 農村工業の流動的な定義と実態
統計上の分類
党決議(1992年)にみる定義
工業省機関誌上にみる新たな定義
工芸村とその実態
第3節 アンザン省の農村工業化政策とその発展状況
アンザン省の「勧工政策」にみる特徴と投資優遇政策
アンザン省の「勧工政策」における主要投資優遇政策
アンザン省の農村工業の発展状況
第4節 アンザン省の類型別事例
少数民族の地場産業=刺繍製品、絹織物・絹製品
農村工業=水産物加工(塩辛、干物)
第5節 アンザン省の農村工業と工芸村・手工業が直面する課題
おわりに
第5章 ベトナムの産業振興と地方政府の役割-バクニン省ドンキ木工村の事例- / 石塚 二葉・藤田 麻衣
はじめに
第1節 バクニン省の工業の現状
工業のマクロ概況
省外からの企業誘致
伝統工芸村の振興
第2節 バクニン省の木工家具産業-ドンキ村を中心に-
ベトナムの木工家具産業
ドンキ村の木工家具生産の発展過程と現状
第3節 ドンキ村の木工家具生産発展における地方政府の役割
地方政府の産業・企業振興策
企業が実際に受けてきた支援
評価
おわりに
第6章 ベトナム伝統工芸産地における生産構造の変容-伝統陶磁器村バッチャンの事例- / 荒神 衣美
はじめに
第1節 調査の概要
調査方法
調査地の概要
第2節 バッチャンの陶磁器生産の歴史
伝統ある産地の範囲
バッチャン部落における陶磁器生産の歴史的変遷
第3節 市場経済化後のバッチャンにおける生産構造の変容
輸出量の増加と輸出先の多様化
製品の多様化
生産工程の効率化
生産主体の多様化
経営・売上げ規模を拡大する生産者の事例と成長要因
バッチャンの生産構造変容を規定した条件
おわりに