遠い鏡
災厄の14世紀ヨーロッパ
著:バーバラ・W・タックマン
訳:徳永 守儀
紙版
内容紹介
14世紀後半の欧州を襲った百年戦争・ペスト等の惨状を、北フランス領主クシーの生涯と共に全貌。ピューリツァー賞、全米図書賞、全米人文科学基金賞に輝く著者の名作を初邦訳。
目次
第一部
第一章 「われはクシーの殿なり」…王朝
第二章 災いの中に生まれる…14世紀
第三章 青春と騎士道
第四章 戦 争
第五章 「これぞ世の終わり」…黒死病
第六章 ポアティエの戦い
第七章 破壊されたフランス…自由民の台頭と百姓一揆
第八章 イングランドでの人質
第九章 アンガランとイザベラ
第十章 無法の息子たち
第十一章 金色に塗られた屍布
第十二章 二重の忠誠の義務
第十三章 クシーの戦い
第十四章 イングランドの混乱
第十五章 パリの皇帝
第十六章 教皇庁の大分裂
第二部
第十七章 クシーの出世
第十八章 獅子に立ち向かう地の虫
第十九章 イタリアの魅惑
第二十章 第二のノルマン征服
第二十一章 虚構の亀裂
第二十二章 バーバリ攻囲
第二十三章 暗い森の中で
第二十四章 死の舞踏
第二十五章 失われた機会
第二十六章 ニコポリス
第二十七章 暗雲天空にたれこめよ
エピローグ