出版書誌データベース

目次より

アメリカ論のエッセンス（訳者まえがき）

私自身のアメリカ――はじめに

１ 多様の統一

２ 逆説と夢

３ 人民の政府

４ 人種は平等に作られた

５ アメリカ属

６ 幸福の追求

７ アメリカ人と国土

８ アメリカ人と世界

９ アメリカ人と未来

あともどりしないために――おわりに

著：ジョン・スタインベック
ジョン・スタインベック
（一九〇二－一九六八）
カリフォルニア州サリーナス生まれ。スタンフォード大学を在学五年で退学し、農場、工場、建築現場での労働、新聞記者、別荘管理人、養鱒場や倉庫など様々な職場を経るなかで、二十代前半から小説を執筆。三十二歳でO・ヘンリー賞（「殺人」）、三十八歳でピュリッツァー賞（『怒りのぶどう』）、六二年にノーベル文学賞受賞。晩年にはアメリカ人とは何かを探求したエッセイ『チャーリーとの旅』（一九六二）、『アメリカとアメリカ人』（一九六六）を発表するほか、ベトナム、タイ、インドネシア、日本などアジアにも旅した。主要な小説作品に『ハツカネズミと人間』『エデンの東』など。

訳：大前正臣
大前正臣
一九二三年岐阜県生まれ。東京大学文学部卒業後、コロンビア大学に学ぶ。電通、東京新聞外報部を経て評論家、翻訳家として活躍。スタインベック『チャーリーとの旅――アメリカを求めて』、E・M・ケネディ『暗殺――ロバート・ケネディの悲劇』など訳書多数。