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中公新書 2769

隋―「流星王朝」の光芒

著:平田陽一郎

紙版

内容紹介

581年に誕生した隋王朝。589年には文帝楊堅が南朝の陳を滅ぼして、長き分裂の時代に終止符を打った。草原世界、中華世界、江南世界を束ねた初の「帝国」である。二代目の煬帝は運河を築き親征を行い、帝国を拡大したが、高句麗遠征に失敗して動乱を招き、618年には唐によって滅ぼされる。南朝、高句麗、突厥といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、流星のように輝き消えた王朝の実像に迫る。

著者略歴

著:平田陽一郎
平田陽一郎
1974年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学博士(文学)。2002年、国立沼津工業高等専門学校教養科専任講師、10年、同准教授、22年より同教授。専攻は中国史。著書に『隋唐帝国形成期における軍事と外交』(汲古書院、2021年)。

ISBN:9784121027696
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:336ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPC