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中公新書 2642

宗教と過激思想

現代の信仰と社会に何が起きているか

著:藤原 聖子

紙版

内容紹介

21世紀に入ってから、「安全な宗教」と「危険な宗教」を区別するのに「過激」という言葉がよく使われるようになった。「イスラム過激派」のように。しかしその「過激」さのもとはいったい何なのか。本書は、イスラム、キリスト教、仏教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、神道から、過激とされた宗教思想をとりあげ、わかりやすく解説する。クトゥブ、マルコムX、ジョン・ブラウン、井上日召などの「宗教的過激思想」は、近代以前の異端とは異なる、新たな共通する特徴を帯びていることを浮かび上がらせる。

著者略歴

著:藤原 聖子
藤原聖子

現職・略歴・研究歴 1963年東京都生まれ。86年東京大学文学部卒、2001年シカゴ大学大学院博士課程修了、Ph.D.。大正大学助教授、東京大学大学院人文社会系研究科准教授などを経て、2017年より同教授。

ISBN:9784121026422
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2021年05月
発売日:2021年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QR