妖精の騎士タム・リン
再話:スーザン・クーパー
絵:ウォリック・ハットン
訳:もりおか みち
紙版
内容紹介
王女マーガレットは、毎日朝から晩までお城で刺繍をして過ごしていました。ばあやは「お行儀よくしていれば、すてきな王子様が結婚を申し込みに来てくれますよ」と言うのですが、マーガレットはお城の外へ行って、わくわくするような冒険がしたかったのです。ある日マーガレットは、お城をとびだすと、けっして入ってはいけないと言われていた森に出かけていきました。そして、美しい青年タム・リンに出会います。しかしタム・リンは、魔女の呪いのために、森から出ることができないのです……。囚われのタム・リンを救うためにたたかう王女様の、愛と勇気の物語です。スコットランドに伝わる叙事詩をもとに、スーザン・クーパーが再話し、見事に現代によみがえらせました。