エンブリオロジスト
受精卵を育む人たち
著:須藤 みか
紙版
内容紹介
エンブリオロジストー受精卵を育む人たちー
第16回小学館ノンフィクション大賞、大賞受賞作品です。
’06年出生の赤ちゃんの実に56人に1人が体外受精児。その妊娠医療の現場でいま最も必要とされているのが、体外受精、顕微授精といった受精卵操作を行なうエンブリオロジストという専門職です。
このあまり耳慣れない職業を、著者は自身の不妊治療の体験を通して知ります。
卵取り違えの医療事故、国家資格を必要としない現状、そして彼らの日々の苦悩や喜びなど、著者は彼らと彼らを取り巻く状況を丹念に取材することで「不妊治療大国ニッポン」の知られざる問題を浮き彫りにしていきます。