逆転の戦国史
「天才」ではなかった信長、「叛臣」ではなかった光秀
著:砂原 浩太朗
紙版
内容紹介
新しい戦国を伝える、英傑たち21篇の真説
戦国時代は日本史の華である、といってよい。
織田信長を筆頭とする「三英傑」、前田利家、明智光秀ら武将たちの活躍、北政所、帰蝶(濃姫)、芳春院(まつ)など女たちのあでやかな逞しさが、さまざまな小説やドラマ、映画などに描かれてきた。
しかし、ここ数年、戦国史は様変わりしてきた。歴史研究の進展や新史料の発見などにより、これまでの通説がつぎつぎと覆され、まったく違った相貌を見せていたのである。
本書は、そうした「新しい戦国」を伝えるべく編まれたものである。歴史小説家・砂原浩太朗が、小説家らしく、フィクションや逸話の面白さも尊重しつつ、近年明らかとなってきた戦国の実像を読者に紹介する。
いたずらに通説を否定することはなく、著者が感じたような高揚感とともに、新説へのあざやかな転換を楽しんでいただける21篇を収録した。
従来のイメージが大幅に修正された、信長、光秀など、英傑たちの新しい実像に迫る本書で「逆転の戦国史」をお楽しみください。
【編集担当からのおすすめ情報】
「サライ.jp」で連載している「にっぽん歴史夜話」は、歴史小説家・砂原浩太朗が、歴史文献を考察し、英傑たちの真説を紹介することで、毎回20万以上のPVを獲得する人気連載です。今回は、その中から、織田信長と明智光秀に関係する戦国時代のエピソードを中心に、新規書き下ろしのエピソードも追加し、再構成。大河ドラマ『麒麟がくる』の登場人物や出来事など、英傑たちの真の姿を読み解きます。