仇討ちはいかに禁止されたか？　「日本最後の仇討ち」の実像

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著：濱田浩一郎

出版社：星海社

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内容紹介

「日本最後の仇討ち」から見えてくる幕末維新の転換点！

時は幕末文久二年、藩政改革を目指す赤穂藩の家老・森主税とブレーンの村上真輔は、体制変革を狙う下級藩士・西川升吉らに惨殺される。彼ら「赤穂志士」は要人暗殺には成功するも体制変革は叶わず、流浪の運命をたどる。やがて維新後の明治四年、暗殺された村上真輔の息子・村上四郎たちは高野山で「志士」を待ち受け、「高野の仇討ち」を実行する。しかし、みごとに親の仇を討った四郎らを待ち受けたのは思わぬ法の裁きだった―「忠臣蔵」の赤穂藩で起きたもう一つの仇討ち劇を題材に、気鋭の史家が幕末維新の価値観を鮮やかに描く。

＊本書目次より抜粋
はじめに　忠臣蔵と高野の仇討ち

主要登場人物一覧

第1章　幕末赤穂藩の政変劇

第2章　文久事件への道

第3章　惨劇！文久事件

第4章　暗殺者と被害者の軌跡

第5章　復讐の始まり

第6章　仇討ちへの道

第7章　高野の仇討ち

終章　死闘の果てに

あとがき　高野の仇討ちが残したもの

主要参考・引用文献一覧

著者略歴

著：濱田浩一郎
歴史家・作家・評論家。1983年大阪生まれ、兵庫県相生市出身。2006年皇學館大学文学部卒業、2011年皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は日本中世史。姫路日ノ本短期大学、姫路獨協大学で講師を務めたのち、現在は主に著述やメディア出演で活動している。著書に『北条義時』（星海社）、『播磨赤松一族』（新人物往来社）、『家康クライシス』（ワニブックス）、『小説アドルフ・ヒトラー』全3巻（アルファベータブックス）、論文に「中世における前期赤松氏の軍事関係文書に関する基礎的考察」（『地方史研究』）などがある。

ISBN：9784065338513
出版社：星海社
判型：新書
ページ数：256ページ
定価：1250円（本体）
発行年月日：2023年11月
発売日：2023年11月22日。

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