出版書誌データベース

大谷翔平を生んだ岩手県奥州市が、世界に誇る巨人・後藤新平は、
医師であり、その後、行政官僚として、不可能と言われた検疫事業を成功させ
感染症の流行を防ぎ、日本を救います。
その後、台湾の統治、満鉄の経営とさまざまな難問を解決し
政治家に転身。東京市の改革、関東大震災からの復興を担った大政治家です。

昭和天皇やドイツ皇帝を驚嘆させた、壮大なヴィジョンと実行力。
板垣退助やビスマルクをして、「医師にしておくにはもったいない」と
言わしめた先見性。
鉄道院総裁として国鉄発展の基礎を築き、震災から現代の東京につながる都市計画をつくったマルチな才能と実行力。

かつて日本には、こんな政治家がいた！

第１話　謀反人の子
第２話　感染症と検疫
第３話　台湾の統治
第４話　満洲の開拓
第５話　東京市の改革
第６話　帝都復興
エピローグ　人を残して

監：青山 やすし
明治大学名誉教授。１９６７年東京都庁入庁。１９９９～２００３年東京都副知事。２００４～２０１８年明治大学公共政策大学院教授。博士（政治学）。主著：
『小説　後藤新平』（学陽書房・ペンネーム郷仙太郎）、『世界の街角から東京を考える』（藤原書店）、『東京都知事列伝』（時事通信社）など。

著：井上 正治
福岡県出身。代表作に『マラソンマン』『POLICEMAN』（いずれも講談社）などがある。「講談社学習まんが　日本の歴史」では第２巻～第４巻を担当している。2013年より東京工芸大学芸術学部マンガ学科講師。