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星海社新書

核兵器入門

著:多田 将

紙版

内容紹介

核兵器の物理的メカニズムから核開発の歴史

国際政治における核のあり方まで網羅した核兵器入門書の決定版!
核兵器、それは人類史上最強の破壊力を持つ兵器です。核戦争の危機が再び迫る現代、実際に核兵器が爆発する物理的メカニズムや核開発の歴史、さらに安全保障における核抑止の最新の議論について学ぶことが、核の悲劇を繰り返さないために必要ではないでしょうか。本書では物理学者である著者が「もし東京に核兵器が落ちたらどんな被害が出るのか」などのシミュレーションをはじめ、核兵器をめぐる物理的・軍事的・政治的側面を広く解説し、最終章では政治学者の小泉悠氏、村野将氏と核兵器をめぐる最新の国際情勢について議論しました。本書が核兵器について考える一助になれば幸いです。

*以下、本書目次より抜粋


序章 もしも東京に核兵器が落とされたら

第1章 原子・原子核・放射線の基礎知識

第2章 核分裂・核融合と核兵器の原理

第3章 核兵器開発の歴史と核関連の兵器について

第4章 核兵器と国際政治 多田将×小泉悠×村野将

著者略歴

著:多田 将
素粒子物理学者。一九七〇年大阪府生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。京都大学化学研究所非常勤講師を経て、現在、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所准教授。主に加速器を用いたニュートリノの研究で活躍している。著書に『核兵器』『兵器の科学1 弾道弾』『放射線について考えよう。』(明幸堂)、『ソヴィエト連邦の超兵器 戦略兵器編』(ホビージャパン)、『ソヴィエト超兵器のテクノロジー 戦車・装甲車編』(イカロス出版)、『すごい実験』『すごい宇宙講義』『宇宙のはじまり』『ミリタリーテクノロジーの物理学〈核兵器〉』『ニュートリノ』(イースト・プレス)がある。

ISBN:9784065309506
出版社:星海社
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:1250円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月22日