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講談社現代新書

崩れる政治を立て直す

21世紀の日本行政改革論

著:牧原 出

紙版

内容紹介

安倍晋三政権に不利な情報が記載されている公文書の廃棄、官邸に居座る官僚の専横など、政治と行政の崩落は国民を失意のどん底に陥れている。一部の政治家や官僚の首をすげ替えても、事態は好転しそうにもない。政と官の制度設計は事前に考えられたものか、制度作動は順調かの原則論に基づきつつ、戦後の歴代首相の政治手腕とその成果、小泉純一郎政権の成功、民主党政権の失敗から、現安倍政権の政治主導、行政崩壊の核心に迫る。
【本書の構成】
第一章 変わる改革、動く制度
第二章 第二次以降の安倍晋三政権の行き詰まり
第三章 自民党長期政権と自らを動かす官僚制
第四章 小泉純一郎政権以後の自民党と官僚制
第五章 民主党政権の失敗から学ぶこと
第六章 政権交代後の官僚制を再生するには? 



安倍晋三政権に不利な情報が記載されている公文書の廃棄、官邸に居座る官僚の専横など、政治と行政の崩落は国民を失意のどん底に陥れている。一部の政治家や官僚の首をすげ替えても、事態は好転しそうもない。政と官の制度設計は事前に考えられたものか、制度作動は順調かの原則論に基づきつつ、戦後の歴代首相の政治手腕とその成果、小泉純一郎政権の成功、民主党政権の失敗から、現安倍政権の政治主導、行政崩壊の核心に迫る。

著者略歴

著:牧原 出
1967年、愛知県西尾市に生まれる。政治学者。専門は行政学・日本政治史。1990年、東京大学法学部卒業。同助手、東北大学法学部助教授、同大学院法学研究科教授を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター教授。
2003年、『内閣政治と「大蔵省支配」――政治主導の条件』(中公叢書)でサントリー学芸賞を受賞。
著書に『行政改革と調整のシステム』(東京大学出版会)、『権力移行』(NHK出版)、『「安倍一強」の謎』(朝日新書)、『政治を生きる―歴史と現代の透視図』(共著、中公叢書)、『聞き書 野中広務回顧録』(岩波書店)などがある。

ISBN:9784065130773
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年09月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH