講談社現代新書
「動かない」と人は病む――生活不活発病とは何か
著:大川 弥生
紙版
内容紹介
「体がだるくてボーっとする」「なかなか病気が治らない」のは年のせい? 定年後に元気がなくなってしまうのはなぜ? 実は「動かない」だけでかかる生活不活発病という病気があります。これは誰にでも起こる可能性があり、またうっかりしていると寝たきりにまでなりかねないこわい病気です。年を重ねてもいきいきと充実した生活を送るために知っておきたいことを、生活不活発病を中心に介護の専門家がやさしくかたります。
「動かない」から「動けない」。高齢化時代の新しい常識!
誰の身にも起こりうる病気を徹底解明
「体がだるくてボーっとする」「なかなか病気が治らない」のは年のせい? 定年後に元気がなくなってしまうのはなぜ?
実は「動かない」だけでかかる生活不活発病という病気があります。これは誰にでも起こる可能性があり、またうっかりしていると寝たきりにまでなりかねない怖い病気です。
年を重ねてもいきいきと充実した生活を送るために知っておきたいことを、生活不活発病を中心に介護の専門家がやさしくかたります。
目次
プロローグ 病気がきっかけで生活不活発病に
第1章 本人と家族の積極的取り組みを
第2章 外の世界とのかかわり
第3章 日常生活の中で
第4章 障害に生活不活発病が加わることも多い
第5章 「寝たきりを防ぐ」から「つくられた歩行不能を防ぐ」時代へ
第6章 遠隔介護予防のすすめ
第7章 病気としての生活不活発病の特徴
第8章 生活不活発病研究の歴史
第9章 善意の支援が生活不活発病を生む?
第10章 人が「生きる」ことの構造
エピローグ ボク「卵」にもどった。おじいちゃん「ゆで卵」になっちゃうよ