講談社選書メチエ 389
トクヴィル 平等と不平等の理論家
著:宇野 重規
紙版
内容紹介
「デモクラシーこそは歴史の未来である」。誕生間もないアメリカ社会にトクヴィルが見いだしたのは、合衆国という特殊性を超えた、歴史の「必然」としての平等化だった。「平等化」をキーワードに、その思想の今日的意義を甦らせる。第29回サントリー学芸賞〈思想・歴史部門〉受賞。(講談社選書メチエ)
デモクラシーの理論家の新たな可能性を探るデモクラシーこそは歴史の未来である。誕生間もないアメリカ社会にトクヴィルが見いだしたものは何か。平等化をキーワードにその思想の今日性を浮き彫りにする。
目次
第1章 青年トクヴィル、アメリカに旅立つ
第2章 平等と不平等の理論家
第3章 トクヴィルの見たアメリカ
第4章 「デモクラシー」の自己変革能力
結び トクヴィルの今日的意義