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なぜ中韓はいつまでも日本のようになれないのか わが国だけが近代文明を手に入れた歴史の必然

著:石平

紙版

内容紹介

弾劾された韓国・朴槿恵大統領のあまりの無法ぶりに、日本人は驚愕した。その後に起こった新たな慰安婦像の設置に関して、国家の約束より国民感情を優先する姿をみるにつけても、彼の国が「近代国家」である、とはいえないだろう。

韓国だけではない。いまだに中華思想の妄想にとりつかれている中国、核兵器を絶対に放棄しない北朝鮮……。どうして東アジアという地域には日本以外、これほどまでに「前近代的」な国家ばかりが集まっているのだろうか。

一方で日本は、黒船来航からわずか15年後、「世界史の奇跡」といわれる明治維新を成し遂げ、日露戦争の勝利によって「列強」になった。なぜ日本だけが近代化に成功し、中韓はいつまでも日本のようになれないのか?

本書は、これまで誰も正面から向き合わなかったその本質を、日中韓の壮大な文明史から説き起こす画期的な試みである。近代化を促す「5条件」からみたとき、中国と朝鮮が絶対に近代化できない理由とは、いったいどこにあるのか。

逆に日本は、すでに江戸時代にはその条件が満たされ、近代化の準備は整っていた、と石氏はいう。だから同時期に「西洋の衝撃」に直面したとき、中韓はそれを排斥しようとして自滅し、日本は「攘夷」から「倒幕」へと舵を切って、みごとに国家を存続させた。

ならば、そうした「歴史の教訓」は、前近代国家に囲まれたわが国に、いま何を教えてくれるのか。ベストセラー作家が渾身の書き下ろしで示した、日本人が知るべき新しい世界観。


〈目次〉
第1章 朴政権の崩壊は「前近代国家」の典型だ
第2章 そもそも、近代化とはどういうことか
第3章 中韓で腐敗がとまらない歴史的な構造
第4章 近代化を阻害した中華思想という「阿片」
第5章 仏教を「戦略的」に活用した大和朝廷
第6章 律令制を取り入れ、そして捨てた日本人
第7章 江戸時代に近代化の準備は完了した
第8章 儒学の台頭に惑わされなかった日本
第9章 「明治維新の奇跡」は歴史の必然である
終章 「前近代国家」に囲まれた日本よ、生き残れ

目次

第1章 朴政権の崩壊は「前近代国家」の典型だ
第2章 そもそも、近代化とはどういうことか
第3章 中韓で腐敗がとまらない歴史的な構造
第4章 近代化を阻害した中華思想という「阿片」
第5章 仏教を「戦略的」に活用した大和朝廷
第6章 律令制を取り入れ、そして捨てた日本人
第7章 江戸時代に近代化の準備は完了した
第8章 儒学の台頭に惑わされなかった日本
第9章 「明治維新の奇跡」は歴史の必然である
終章 「前近代国家」に囲まれた日本よ、生き残れ

著者略歴

著:石平
1962年中国四川省成都市生まれ。80年北京大学哲学部に入学後、中国民主化運動に傾倒。84年同大学を卒業後、四川大学講師を経て、88年に来日。95年神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)の刊行以来、日中・中国問題を中心とした評論活動に入る。07年に日本国籍を取得。08年4月拓殖大学客員教授に就任。14年『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)で第23回山本七平賞を受賞。

ISBN:9784046018700
出版社:KADOKAWA
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2017年01月
発売日:2017年01月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH