角川ソフィア文庫
埴輪 古代の証言者たち
著:若狭 徹
紙版
内容紹介
ぽっかり空いた目と口、短い手足、あどけない表情。心が癒やされる可愛らしい造形で、博物館でも大人気の埴輪たち。しかし、古墳を彩る人物・道具・家・動物たちの群像として見ると、王権を巡る「さまざまな物語」が浮かび上がってくる。3世紀中頃から6世紀終わり頃まで、およそ350年にわたり造られた埴輪を、定番の名品から最新の出土品まで紹介。造形美、細部の見方、楽しみ方を第一人者が解説する。カラー図版160点掲載。
目次
第一章 埴輪のうつりかわり
第二章 家と器財による館の表現
第三章 人物埴輪群像と王権物語
第四章 守護者の群像