角川文庫
火狩りの王 〈三〉牙ノ火 3
著:日向 理恵子
絵:山田 章博
紙版
内容紹介
結界を破り首都に侵入した炎魔をなんとか食い止めた灯子たち。明楽は亡き兄の思いを胸に、願い文を届けるため神族の住む神宮に、煌四は〈蜘蛛〉の進攻を止めるため、自身が作った武器を手に工場地帯に向かう。しかし、一足先に天然の火を手にした〈蜘蛛〉の進攻は静かに始まっていた――。ひとり逃がされた灯子は燠火家の娘・綺羅と再会するが、彼女の前にも神族が現れる。彼らの狙いは一体何なのか。それぞれが戦いへと動き出す中、ついに千年彗星〈揺るる火〉が帰還する。
目次
第五部 魂の番犬
一 豪雨
二 星の追憶
三 道行き
四 雷鳴
五 いかずち
六 飛ぶ星
七 熾し火
第六部 小さ星
一 水辺の者
二 鳥の影
三 明けの星
四 埋火
五 墓
六 地下の川
七 樹海
解説 山中由貴(TSUTAYA中万々店)