角川文庫
もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで
著:荻原 規子
絵:酒井 駒子
紙版
内容紹介
大人気シリーズ「RDGレッドデータガール」の著者荻原規子が自らの”ファンタジーのDNA”を育んだ名作を紹介。『赤毛のアン』の日常と『枕草子』の宮廷生活、どちらの描き方にも共通するものとは? 古代中国を思わせる小野不由美の「十二国記」に西洋の児童文学を想起するのはなぜか。実は青春恋愛譚として読める佐藤さとるのコロボックル物語、『だれも知らない小さな国』。六百枚を超えたデビュー作『空色勾玉』のエピソードなど、読書の幸福が溢れるブックガイドとしても読める名エッセイ集。酒井駒子描きおろしのカバーも必見!
目次
こどものころに読んだ感動
1 ファンタジーの根っこ
遠い場所遠い国/神話とファンタジー/ホラーより恐い?/感覚タイプのファンタジー/文章を書く
2 アニメと児童文学と
孤独の問題/読書が似ている(かもしれない)/DWJ打ち上げ会/虫のような小さな人/読書について/長さの壁/成熟したまなざし
3 読書という宇宙
「橋わたし」の思考/ひらめきと直感/アンの理想と現実/笑う平安貴族/SFのいち押し/象徴の文法/世界の応答
4 ナルニアをめぐる物語
記憶にないのになつかしい/ウサギたちの小宇宙/ジャングルの尊厳/重さと長さ/ナルニア螺旋
5 私的ファンタジーの書き方
文庫版あとがき
ISBN:9784041089897
。出版社:KADOKAWA
。判型:文庫
。ページ数:240ページ
。定価:680円(本体)
。発行年月日:2020年07月
。発売日:2020年07月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSY。