著:濱口國雄
1920年、福井県国見村(いまの福井市)生まれ。詩人。1940年に陸軍に入隊、東南アジアでアジア・太平洋戦争を体験し、捕虜になるなどして日本へ帰国。戦争中に父母を失い、土木工事や炭焼きなどの仕事をしたあと、1947年から国鉄(いまのJR)につとめ、国鉄詩人連盟に参加。1953年に発表した詩「便所掃除」で第5回国鉄詩人賞を受賞。石川県の金沢に暮らし、1976年、55歳で逝去。現在入手できる詩集に『新編濱口國雄詩集』(土曜美術社出版販売)がある。「便所掃除」は『詩のこころを読む』(茨木のり子・著/岩波ジュニア新書)にもおさめられ、10ページをつかって激賞されている。
絵:多屋光孫
1967年、和歌山県田辺市生まれ。画家。絵本・紙芝居作家。幼少期から洋画家のもとで絵を学ぶ。2015年、会社員をやめて画家に。多様性にこだわりながら自分らしく生きる人びとの姿を、ユーモアをもって描く。おもな絵本に『こうして、ともにいきている』(日本絵本賞最終候補)、『だがし屋のおっちゃんはおばちゃんなのか?』(ようちえん絵本大賞)、『めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!』(JBBYバリアフリー図書ノミネート)が、さし絵に『子どもも兵士になった 沖縄・三中学徒隊の戦世』などがある。二科展大賞受賞。レスリング三段、柔道二段。実家は、創業110年を数える田辺市の多屋孫書店。