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ハミングベアのくる村

著:キャサリン・アップルゲイト
訳:尾高 薫

紙版

内容紹介

パーチャンス村に住む少女ウィロディーンは、6歳のときに火事で家族を亡くし、近所の老女ふたりに育てられている。
村は、美しい巣を作る小さな動物ハミングベアが越冬のために飛来するので有名だが、近ごろ数がへっている。おまけに土砂崩れや山火事などにもみまわれ、観光客はへるばかり。
ウィロディーンはひとりで森を歩くのが好きで、ハミングベアよりも牙やかぎづめを持つ動物サケビーのほうがお気に入りだ。けれど、サケビーは観光のじゃまになるからと、村の猟師たちに駆除されている。
ウィロディーンは村の議会でサケビーを撃つのをやめてほしいと訴えたが、聞き入れてもらえず、サケビーの人形を抱きしめながら怒りの涙を流した。
すると、ふしぎなことがおこった。どこからか、本物の赤ちゃんサケビーがあらわれたのだ!

著者略歴

著:キャサリン・アップルゲイト
1956年アメリカのミシガン州に生まれる。「アニモーフ」シリーズが世界中で大ヒット。“Home of the Brave“で2008年ゴールデン・カイト賞、『世界一幸せなゴリラ、イバン』で2013年ニューベリー賞を受賞。邦訳に『願いごとの樹』『クレンショーがあらわれて』などがある。
訳:尾高 薫
北海道に生まれる。国際基督教大学卒業。訳書に、〈ガールズ〉シリーズなどのジャクリーン・ウィルソン作品、『サラスの旅』、『子犬たちのあした ロンドン大空襲』、〈ぼくは学校ハムスター〉シリーズ、絵本『自転車がほしい!』などがある。

ISBN:9784037280307
出版社:偕成社
判型:4-6
ページ数:222ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFH