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岩波新書 新赤版1288

日本の国会

審議する立法府へ

著:大山 礼子

紙版

目次

 はじめに

序 章 政権交代は国会を変えたか

第1章 戦後初期の国会運営
     ――日本国憲法と国会法の枠組みの中で
 1 「国権の最高機関」としての出発
 2 本会議中心主義から委員会中心主義へ
 3 議員の待遇改善と補佐機構強化
 4 憲法施行直後の国会運営
 5 アメリカ・モデルの限界と修正

第2章 空洞化する審議
     ――五五年体制下の国会
 1 日本の立法過程の特殊性
 2 必要悪としての事前審査
 3 国会審議の空洞化
 4 小泉改革が果たせなかったもの

第3章 立法府の改革構想
     ――日本の議論、世界の潮流
 1 政府・与党関係のあり方
 2 世界の潮流
    ――議会の自律性強化
  a イギリス
  b フランス
 3 「強い国会」と「強い内閣」の両立へ
    ――何を変えるべきか

第4章 二院制を考える
     ――「ねじれ国会」を超えて
 1 本当は強い参議院
 2 二院制の意義は何か
 3 参議院をどうするか
    ――独自性発揮への道

終 章 国会をどう変えていくのか
 1 改革の理念と方法
 2 改革の具体案
  a 国民に開かれた国会
  b 政府を監視する
  c 会期制度の見直し

 あとがき
 参考文献

ISBN:9784004312888
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:920円(本体)
発行年月日:2011年01月
発売日:2011年01月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPH