岩波新書 新赤版1157
子どもの貧困
日本の不公平を考える
著:阿部 彩
紙版
目次
はじめに
第1章 貧困世帯に育つということ
1 なぜ貧困であることは問題なのか
2 貧困の連鎖
3 貧困世帯で育つということ
4 政策課題としての子どもの貧困
第2章 子どもの貧困を測る
1 子どもの貧困の定義
2 日本の子どもの貧困率は高いのか
3 貧困なのはどのような子どもか
4 日本の子どもの貧困の現状
第3章 だれのための政策か──政府の対策を検証する
1 国際的にお粗末な日本の政策の現状
2 子ども対策のメニュー
3 子どもの貧困率の逆転現象
4 「逆機能」の解消に向けて
第4章 追いつめられる母子世帯の子ども
1 母子世帯の経済状況
2 母子世帯における子どもの育ち
3 母子世帯に対する公的支援──政策は何を行ってきたのか
4 「母子世帯対策」ではなく「子ども対策」を
第5章 学歴社会と子どもの貧困
1 学歴社会のなかで
2 「意識の格差」
3 義務教育再考
4 「最低限保障されるべき教育」の実現のために
第6章 子どもにとっての「必需品」を考える
1 すべての子どもに与えられるべきもの
2 子どもの剝奪状態
3 貧相な貧困観
第7章 「子ども対策」に向けて
1 子どもの幸福を政策課題に
2 子どもの貧困ゼロ社会への11のステップ
3 いくつかの処方箋
4 「少子化対策」ではなく「子ども対策」を
あとがき
主要参考文献
ISBN:9784004311577
。出版社:岩波書店
。判型:新書
。ページ数:240ページ
。定価:960円(本体)
。発行年月日:2008年11月
。発売日:2008年11月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS。