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岩波新書 新赤版1007

西洋哲学史

古代から中世へ

著:熊野 純彦

紙版

目次

まえがき

凡 例

第1章 哲学の始原へ

いっさいのものは神々に充ちている ──タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス

第2章 ハルモニアへ

世界には音階があり、対立するものの調和が支配している ──ピタゴラスとその学派、ヘラクレイトス、クセノファネス

第3章 存在の思考へ

あるならば、生まれず、滅びない ──パルメニデス、エレアのゼノン、メリッソス

第4章 四大と原子論

世界は愛憎に満ち、無は有におとらず存在する ──エンペドクレス、アナクサゴラス、デモクリトス

第5章 知者と愛知者

私がしたがうのは神に対してであって、諸君にではない ──ソフィストたち、ソクラテス、ディオゲネス

第6章 イデアと世界

かれらはさまざまなものの影だけを真の存在とみとめている ──プラトン

第7章 自然のロゴス

すべての人間は、生まれつき知ることを欲する ──アリストテレス

第8章 生と死の技法

今日のこの日が、あたかも最期の日であるかのように ──ストア派の哲学者群像

第9章 古代の懐疑論

懐疑主義とは、現象と思考を対置する能力である ──メガラ派、アカデメイア派、ピュロン主義

第10章 一者の思考へ

一を分有するものはすべて一であるとともに、一ではない ──フィロン、プロティノス、プロクロス

第11章 神という真理

きみ自身のうちに帰れ、真理は人間の内部に宿る ──アウグスティヌス

第12章 一、善、永遠

存在することと存在するものとはことなる ──ボエティウス

第13章 神性への道程

神はその卓越性のゆえに、いみじくも無と呼ばれる ──偽ディオニシオス、エリウゲナ、アンセルムス

第14章 哲学と神学と

神が存在することは、五つの道によって証明される ──トマス・アクィナス

第15章 神の絶対性へ

存在は神にも一義的に語られ、神にはすべてが現前する ──スコトゥス、オッカム、デカルト

あとがき

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関連略年表

ISBN:9784004310075
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:304ページ
定価:980円(本体)
発行年月日:2006年04月
発売日:2006年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDX
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1D