序 文
凡 例
序 論 原点から出発する思考
はじめに 国家体制はいかにして思考の対象となるのか
二 新「体用論」の問答ロジック
三 公民資格と良知主体
四 両岸性と「正命」の原則
結論 原点からの出発
第一章 儒家による近代化への新機軸――第一の文化運動
はじめに 新文化運動のスペクトラムの再検討
二 五四運動時期における儒家文化圏
三 戊戌政変期の儒者――新中国、そして新文化運動の第一世代
四 主体の深化――梁漱溟と熊十力
五 道徳的主体対科学主義――人生観論戦の意義
六 憲政民主の説――梁啓超から海外新儒家まで
結論 政治制度の最終形態
第二章 旧邦新命――中華民国の理念
はじめに ハイブリッド・モダニティ
二 新三民主義とその先駆者のイメージ
三 孫文の民主論と儒家的源流
四 中華民国の国父――一人? 二人? 零人?
五 民国史の範囲を超える思考
結論 立憲派を中華民国に、中華民国を中華文化教育の伝統に含み入れること
第三章 革命文学の台頭――個性と階級性の消長
はじめに ペンが剣に勝つ
二 混沌の中に基礎を築けていない個体主義
三 革命文学と赤い太陽の上昇
四 さらば、家族愛
結論 対立する二つの極を超えて
第四章 革命の動力学――光と影そして土地の神話意識
はじめに 革命成功の神秘
二 摩羅と幽暗意識
三 漆黒の渾沌という生命の大いなる流れ
四 光の幻影
五 この黄土に依拠して
六 甦る神話の力
結論 光と影の弁証法
第五章 時間が始まった――一九四九年の二つの歴史的大変化
はじめに 百年の風雲、二つの大変化
二 時間が始まった、「人類の歴史以来」の視点
三 「人民」と「共和国」の再定義、自由主義との決別
四 新たに「中華」を定義し、封建中国と決別する
五 どのような中国?――新儒家学者の分裂を例に
六 一九四九年十二月七日――中華民国の理念と台湾の主体性の同時的完成
結論 「二つの中国と二つの民国」の後
第六章 「在水一方」――日本統治時代の台湾抵抗運動における中華文化要素
はじめに 波乱の両岸
二 転換の遺民――荘太岳と連横
三 儒紳の近代的転換――林献堂を事例として
四 孔孟から孫文へ――蔣渭水の証言
五 文化伝統に基づく階級意識の構築――王敏川の事例
結論 内在的な「在水一方」
第七章 両岸に共鳴する儒鐸の響き――徐復観と台中学人
はじめに
二 遺民から台中学人へ
三 荘垂勝の独特な地位
四 百年の儒学両大会
おわりに
付 録 一九六七〜一九六九年『葉栄鐘日記』における徐復観
第八章 遅れてきた実現――「一九四九」後の民主建国のプロセス
はじめに 現代における「一九四九」の省察
二 辛亥革命と五四――未完成の革命
三 紅い星が照らす新中国
四 中華民国と辛亥革命の理念
五 忠誠からの反抗――「中華民国」の理念によって、「中華民国」政府を正す
六 オルタナティブな五四新文化運動への省察
結語 いまだ進行中の民主建国
結 論 中華と台湾の共生の基礎に
注
あとがき
解題 中華民国/台湾をどう「読み解く」のか