はじめに
第1章 意味とは何だろう ——思考の表現としての言語
1 思考とその表現:命題
2 部品とその組み合わされ方:合成原理
3 「わたし」とは何を表現するのか:インデクシカル
4 述語は性質を表現する:述定
5 述語の意味がわかるとは?:外延と内包
6 文の真偽を決める条件:真理条件
第2章 「アリストテレス」とは何を指すのか ——固有名
1 「アリストテレス」のかわらぬ意味?:固定指示子
2 形而上学的インテルメッツォ
3 「アリストテレス」はアリストテレスを指す:指示決定
4 むかし誰かが「アリストテレス」とよんだ:因果説
5 ややこしや名前と名づけの取りちがえ:指示意図
第3章 キケロとトゥリウス ——固有名と記述
1 「キケロ」の意味がキケロだと困る
2 キケロとトゥリウス:合成原理の放棄?
3 名前と対象との混同?:メタ言語
4 翻訳すればわかる:文の理解とはどういうことか
5 フレーゲ登場……しかし
6 ラッセルのカミソリの切れ味は?
7 センスと指示対象をわけてもうまくいかない
第4章 日本の大統領 ——確定記述
1 「すべての」文の形:量化構造
2 「四角い円はまるい」のか:記述の理論
3 「必然的に」がくわわると……:様相の文脈
4 様相はどこにかかるかで大ちがい:デ・レとデ・ディクト
5 名詞句の意味
第5章 トラとサイコロはどうちがう? ——普通名詞
1 「双子地球」という思考実験
2 「意味は,頭のなかなんぞにありゃしない」
3 意味の社会性とはどういうことか
4 「金」の指すもの:固定指示
5 トラとサイコロのちがい:自然種と人工種
第6章 さまざまな「ある」 ——存在と述定
1 「ある」と「である」
2 「である」と「である」
第7章 そんなこといってない?——言語コミュニケーション
1 命題への態度
2 いいあらわされた意味と汲みとられた意味
3 「会話のふくみ」
第8章 言葉でできること ——言語と行為
1 間接的な行為
2 直接的な行為
「問いかけ」の答え
参考文献
あとがき
索 引