Ⅰ
祝う詞について
雪の夜に,うち囃して 山形県鶴岡市「黒川能・王祇祭」
ある日,一日,狐になって 新潟県阿賀町「狐の嫁入り行列」
飛沫論
女性がしきる赤岡,絵金の町 高知県赤岡町「絵金祭りと絵金歌舞伎」
伝統と創作と情熱と活力と 沖縄県「琉球國祭り太鼓」
旅に溺れる
町の人みんなが芸術家 富山県福岡町「つくりもん祭」
雪球を当てる楽しみ,当てられる悔しさ 北海道壮瞥町「昭和新山国際雪合戦」
ツリーハウスという迷路
葛城の神々の幻――「葛城みち」を歩く
黄から緑までの変化――わたしと薩摩焼
Ⅱ
東シナ海カステラ異聞
やぶれかぶれと憂愁と――竹久夢二「青山河」
観音菩薩偏愛
大嵐の日,カトマンズで――山本真弓『牡牛と信号――〈物語〉としてのネパール』について
生者と死者をめぐる対話――墓を作る文化と無墓文化と
地の果ての都ローマンタンの手触り
死が下りてくるとき――チベットの『死者の書』をめぐって
風の国,砂の国,川の国
わたしの好きな世界の美術館
上海と孫悟空
震災という文化――いかにやわらかく,壊れるか
不滅あるいは囲むということ――モンゴルの草原で
詩の国への旅
Ⅲ
うどんの作り方から学ぶ文章の「引き算」
17ccの血
この世の夢
お寺にもっとも近い人々
オトンとオヤジと
夕まけて耳にどよめく
一本の桜の木――あとがきにかえて