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AI・ロボットと共存の倫理

著:西垣 通

紙版

内容紹介

いまや社会にとって不可欠な技術となった人工知能(AI)とロボット。限りなく人間に近づきつつあるテクノロジーは、果たして生命を持つようになるのか。そして私たちはAI・ロボットといかに付き合うべきか。西垣通、河島茂生、ドミニク・チェン、広井良典、富山健、江間有沙による、技術と倫理をめぐる共同研究。

目次

生命的機械の登場──まえがきにかえて……西垣 通

■第一部|人間と機械
第一章 人間と機械の連続と非連続、そして倫理──観察の複数性とシステムのありようとの関係をもとに……河島茂生
第二章 人新世におけるAI・ロボット……西垣 通

■第二部|ロボットとケア
第三章 非規範的な倫理生成の技術に向けて……ドミニク・チェン
第四章 ロボットの倫理……富山 健

■第三部|AIと社会
第五章 AIを活用した未来構想と地球倫理……広井良典
第六章 AI倫理の実装をめぐる課題……江間有沙

著者略歴

著:西垣 通
西垣 通(にしがき とおる)
1948年生まれ.東京大学大学院情報学環名誉教授.日立製作所主任研究員,米国スタンフォード大学客員研究員,明治大学教授をへて,東京大学社会科学研究所教授,同大学院情報学環教授,東京経済大学コミュニケーション学部教授就任を歴任.著書に『AI原論』(講談社選書メチエ),『ビッグデータと人工知能』(中公新書),『ネット社会の「正義」とは何か』(角川選書),『ウェブ社会をどう生きるか』(岩波新書),『基礎情報学』(『続基礎情報学』『新基礎情報学』とあわせて3部,NTT出版)ほか多数.

ISBN:9784000223133
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:232ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UD