岩波講座 社会学 第12巻
文化・メディア
他編:北田 暁大
他編:岸 政彦
他編:筒井 淳也
紙版
内容紹介
インターネット/SNS文化の発達は人々の生活を大きく変えたと同時に、書籍・雑誌・テレビのような従来メディアの歴史的な存在意義が改めて見直されている。音楽、ファン、美容、はたまたミュージアムといった広範な対象までをも射程に収め、文化の形成・伝達やそれを担うメディアとコミュニケーションの様相を描き出す。
目次
刊行にあたって
Ⅰ 文化─社会の場
趣味とファンの文化社会学……………辻 泉
美容の文化社会学──整形を中心に……………谷本奈穂
デザイン批評と日本の社会学──柏木博を中心に……………加島 卓
音楽社会学の弾きかた──その方法と展開……………南田勝也
Ⅱ 歴史としての文化
戦時動員と雑誌広告のメディア論──婦人雑誌と戦争協力……………石田あゆう
テレビアーカイブと二一世紀の映像文化……………高野光平
二〇一〇年代自己啓発書ベストセラーにみる「心の習慣」……………牧野智和
Ⅲ 社会の媒体
少女雑誌における親密な関係の変容
──『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』の比較……………今田絵里香
ネット社会における世論形成デバイド
──二つの「分断」可能性を検証する……………辻 大介
モバイルメディアとうわさ──浮遊する情報空間の現在……………松田美佐
メディアとしてのミュージアム……………村田麻里子
OVERVIEW
文化社会学の存在理由──歴史・媒体・場……………北田暁大/東 園子
ISBN:9784000114523
。出版社:岩波書店
。判型:A5
。ページ数:298ページ
。定価:3400円(本体)
。発行年月日:2023年12月
。発売日:2023年12月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。