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遺伝子とは何か?現代生命科学の新たな謎

著:中屋敷均
朗読:柳よしひこ

オーディオブック

内容紹介

2003年にヒトゲノムの解読が完了したが、
これで「遺伝子」がわかったのかというとそうではない。
DNAにコードされている遺伝子の構成が判明したことで、
ヒトゲノムの複雑さがかえって判明してきた。
また、DNAに遺伝子はコードされているが、
それらは非コード配列やそのコピーである
多様なRNAなどによって、
たくみに制御されていることがわかってきた。
「遺伝子」とは、それらの制御機構を抜きにしては語れないし、
「遺伝子」の概念は新たなステージで
考える必要があるのではないだろうか?
本書では、メンデルの実験から、
ワトソン、クリックによる二重らせんモデルの発表など、
「遺伝子」をめぐる科学史を追いかけながら、
「遺伝子」の正体を問い続ける。
ゲノムの解読は終わりではなく、
「遺伝子とは何か?」という、
古くて新しい問いとその答えをめぐる
研究の始まりであることを明らかにする野心的な一冊。

JP-eコード:90357800000000266022
出版社:講談社(制作:オトバンク)
コンテンツ公開日:2022年12月28日