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回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち

著:岡田尊司
朗読:中元大介

オーディオブック

内容紹介

なぜ、一人の方が気楽なのか
なぜ、なかなか結婚しないのか
なぜ、子どもをもつのが負担なのか
なぜ、心の底から愛せないのか
なぜ、傷つくことばかり恐れるのか
――その答えは、壊れた愛着にあった
◎広がる回避型の愛着
われわれは、日々の対人関係や家族との生活、
性生活や子育てといった親密さを前提とする関係において、
ストレスや困難を抱えやすくなっている。
結婚率や出生率の低下は、
主に経済問題の側面から論じられることが多いのだが、
実際には、今よりはるかに貧しい、食うや食わずの時代でも、
高い結婚率と出生率を維持してきた。
飢餓ラインぎりぎりで暮らしていても、家庭を持ち、
子どもをつくり続けてきたのである。
ところが、今では、多くの人が、
自分一人で過ごす時間や自分のために使うお金を削ってまで、
家族をもちたいとは思わなくなっている。
それは経済問題とは別のところに原因がある。
そこには愛着が稀薄になり、
回避型愛着が浸透していることが関わっている。
われわれの身には、人間から別の〝種〟へと分枝していると
言えるほどの、生物学的変化が生じているのである。

【目次】
第一章 新たな「種」の誕生! ?

第二章 回避型愛着と養育要因

第三章 社会の脱愛着化と回避型

第四章 回避型の愛情と性生活

第五章 回避型の職業生活と人生

第六章 回避の克服

第七章 愛着を修復する

JP-eコード:90357800000000263442
出版社:光文社(制作:オトバンク)
コンテンツ公開日:2021年12月16日