内容紹介
1980年代に、8年に及んで続いたイラン・イラク戦争。
戦後、ある帰還兵は、
「戦争は終わった、だが、闘いは続いている。これも闘いなのだよ。今日、君とこうやって〔墓地を〕訪れ、時を過ごしたことも、闘いなのだよ。」
と語った。
戦死した兵士たちの記憶はいかに保たれ、忘れられるのか。
支配体制や「軍」を支えている原動力とは何か。
緻密な聞き取りから、現代イランの国家と人々を描く。
JP-eコード:79071760000000000036
。出版社:世界思想社
。コンテンツ公開日:2021年12月10日。