■総論/音楽史の対象/音楽史記述/[コラム]文化の流用/■第1章/日本音楽史の時代区分と特徴/縄文,弥生,古墳時代の音楽/宮廷音楽の形成/楽舞の渡来――シルクロードの終点/正倉院楽器/仏教伝来と音楽・芸能/承和の御時――作曲,作舞の隆盛/雅楽の大成/楽書と楽譜/極楽浄土の響き/仏教の広まりと音楽・芸能の展開/声明の理論化/芸能専業者による芸能の発達/平家(平家琵琶)の成立/能楽の大成/能芸論の深化/浄土,法華,禅と音楽/室町小歌と一節切/雅楽の伝承,楽家による相承/アイヌの音楽/琉球の音楽/三味線と都節音階/遊芸と芝居/地歌・箏曲/胡弓楽・尺八楽/人形浄瑠璃(含義太夫節)の成立と展開/歌舞伎の成立と展開/歌舞伎音楽(1)――長唄,河東節/歌舞伎音楽(2)――一中節,豊後系浄瑠璃/遊芸の場で発展した三味線音楽/新たな渡来楽/都市型の祭礼と農村の芸能/産業,交通の発達と歌の生成・伝播/幕末の流行/江戸時代の能楽/琵琶の展開/三方楽所の成立と展開――雅楽の近世/江戸の声明,理論の再考――声明の近世/学問の発達と音楽研究/西洋音楽の導入/学校唱歌の創作/明治以降の伝統音楽の展開/俗曲・俗謡の展開,民謡の概念の成立/東洋音楽への関心/戦後の新しい日本音楽(1)/戦後の新しい日本音楽(2)/「音楽」の語と概念/種目を横断する日本音楽のつながり/古典音楽(芸能)と民俗音楽(芸能)/日本音楽と宗教/日本音楽の演奏の場/日本音楽の伝承/日本音楽の教育/日本音楽の楽譜/日本音楽の理論/日本音楽を支えてきた社会制度の歴史/戦後の日本音楽に対する文化施策/楽器コレクション/録音と映像に残る日本音楽/[コラム]正倉院楽器のルーツ/■第2章/古代ギリシアの音楽文化/グレゴリオ聖歌と西洋/対位法/記譜法と楽譜/世俗音楽/中世の社会と音楽/アルス・ノーヴァの思想/音楽史におけるルネサンス/宗教改革の諸相とその後の西洋音楽(1)/宗教改革の諸相とその後の西洋音楽(2)/トレント公会議/パレストリーナ様式の文化史/マドリガリズム/ヴィオール属とヴァイオリン属/オペラの誕生とその意味/絶対王政と音楽/バレエ音楽の歴史(1)/三十年戦争と音楽/国民様式/バッハの文化史/ピアノ(フォルテピアノ)の登場と音楽の変革/オラトリオ/啓蒙主義/交響曲の文化史/演奏会の多様化/18世紀のオペラ/楽譜出版業と楽譜の流通/近代における音楽雑誌・音楽新聞/フーガからソナタへ/ロマン主義思想と音楽/市民社会の合唱/ベートーヴェンの文化史/音楽と検閲/グラントペラ/19世紀のイタリア・オペラ/ヴァーグナーの文化史/オペレッタ/東欧・ロシア・北欧における音楽の国民主義/オリエンタリズムとジャポニスム/世紀転換期の音楽/19世紀の音楽思想/新大陸のクラシック音楽受容/日本の洋楽受容/バレエ音楽の歴史(2)/映画音楽(1)――ヨーロッパ/20世紀前半の「新音楽」/電子楽器と新しいサウンド/ヴァイマル体制下の音楽/ファシズムと音楽/戦中期の日本の洋楽/冷戦下の社会と音楽/20世紀後半の思想と音楽/偶然性の音楽とその背景/20世紀における調性音楽/日本の戦後音楽史――さまざまな前衛の試み/[コラム]イエズス会の東方布教と音楽/■第3章 諸地域の音楽史/非西欧世界の音楽研究――比較音楽学から民族音楽学へ/ほか