愛とユーモアにあふれた斬新なビートルズ
史上最も影響力のあるバンド、ザ・ビートルズ。彼らはなぜ、こんなにも人々に愛されているのだろう? そして、解散から半世紀を経た今でも、彼らはなぜ私たちにとってこんなにも重要な存在なのだろう? 五歳のころからビートルズとその音楽に魅せられてきたローリング・ストーン誌の看板コラムニストが、彼らの過去、現在、未来を型破りな視点で考察し、なぜ彼らの音楽は今も私たちの耳に新鮮に響くのかをユーモラスな筆致で探る。
三十六の章タイトルは主にビートルズの曲やアルバムのタイトル(メンバーのソロ曲も含む)から採られ、それぞれの曲やアルバムが生まれた背景にある物語が思わぬ形で浮かび上がる。なかでも興味深いのはジョンとポールの関係についての洞察で、二人の曲作りや不思議なつながりに関してかつてない視座を与えてくれる。ジョージとリンゴの魅力にも目配りを忘れず、彼らの存在のユニークさを新たな角度から解き明かしている。
「これまでに書かれた最高のビートルズ本」と称賛され、NPR年間最優秀図書賞とヴァージル・トムソン賞(音楽批評部門)を受賞。ビートルズ愛に満ちた唯一無二のエッセイ。
【目次】
登場人物
序奏──「ありがとう、モー」
ミート・ザ・ビートルズ(一九六二─一九七〇年)
ディア・プルーデンス(一九六八年)
アイ・コール・ユア・ネーム(一九五七年)
プリーズ・プリーズ・ミー(一九六三年)
ジョージの内面の神秘
イット・ウォント・ビー・ロング(一九六三年)
リンゴでいることの重要性
絶叫(スクリーム)
涙の乗車券(一九六五年)
嘘つき女(一九六五年)
ラバー・ソウル(一九六五年)
ちょっと休憩──ビートルズをめぐる二十六曲
トゥモロー・ネバー・ノウズ(一九六六年)
リボルバー(一九六六年)
ストロベリー・フィールズ・フォーエバー(一九六七年)
『サージェント・ペパー』のジャケット(一九六七年)
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(一九六七年)
イッツ・オール・トゥー・マッチ(一九六七年)
マジカル・ミステリー・ツアー(一九六七年)
ビートルズか、ストーンズか?
ホワイト・アルバム(一九六八年)
ヘルター・スケルター(一九六八年)
サムシング(一九六九年)vsマイ・ラヴ(一九七一年)
『アビイ・ロード』のジャケット(一九六九年)
俺を目覚めさせてくれ、死んだ男よ
ビートルズ最後のアルバム(一九七〇年)
メイビー・アイム・アメイズド(一九七〇年)
ゴッド(一九七〇年)
ポールは僕たちの苦悩を測る概念
ジョージが「イン・マイ・ライフ」を歌ったとき(一九七四年)
ア・トゥート・アンド・ア・スノア・イン・’74(一九七四年)
ロックン・ロール・ミュージック(一九七六年)
シルヴァー・ホース(一九八一年)
一九八〇年代のビートルズvs一九九〇年代のビートルズ
ジ・エンド──荒らしてごめん
謝辞/訳者あとがき
原注/参考文献