講談社選書メチエ
喧嘩両成敗の誕生
著:清水 克行
電子版
内容紹介
中世、日本人はキレやすかった!大名から庶民まで刃傷沙汰は日常茶飯、人命は鴻毛のごとく軽かった。双方の言い分を足して二で割る「折中の法」、殺人者の身代わりに「死の代理人」を差しだす「解死人の制」、そして喧嘩両成敗法。荒ぶる中世が究極のトラブル解決法を生みだすまでのドラマ。
目次
第1章 室町人の面目 第2章 復讐の正当性 第3章 室町社会の個と集団 第4章 室町のオキテ――失脚者の末路をめぐる法慣習 第5章 喧嘩両成敗のルーツをさぐる――室町人の衡平感覚と相殺主義 第6章 復讐の衝動――もうひとつの紛争解決策 第7章 自力救済から裁判へ――喧嘩両成敗の行方
JP-eコード:06A0000000000049230C
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2018年08月10日。