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講談社学術文庫

レトリック感覚

著:佐藤信夫

電子版

内容紹介

アリストテレスによって弁論術・詩学として集成され、近代ヨーロッパに受け継がれたレトリックは、言語に説得効果と美的効果を与えようという技術体系であった。著者は、さまざまの具体例によって、日本人の立場で在来の修辞学に検討を加え、「ことばのあや」とも呼ばれるレトリックに、新しい創造的認識のメカニズムを探り当てた。日本人の言語感覚を活性化して、発見的思考への視点をひらく好著。

目次

序章1 レトリックが受けもっていた二重の役わり 序章2 レトリック、修辞、ことばのあや 第1章 直喩 第2章 隠喩 第3章 換喩 第4章 提喩 第5章 誇張法 第6章 列叙法 第7章 緩叙法 本書のなかのおもなレトリック用語 おもな引用文献 あとがき 佐藤信夫 または ことばへの信頼(佐々木健一)

JP-eコード:06A0000000000003314E
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2018年01月12日