講談社選書メチエ
日独伊三国同盟の起源 イタリア・日本から見た枢軸外交
著:石田憲
電子版
内容紹介
融通無碍な「反共」イデオロギーから、友敵関係による対外政策を作り出す構造が生まれ、ついには、実質的意味を持たず、破壊的な結末へと至る「空虚なる同盟」が結ばれてしまった。日本とイタリアの外務省に注目することで、枢軸外交が機能不全と自己崩壊に帰着する、その過程と構造を生々しく浮き上がらせる、画期的研究! (講談社選書メチエ)
目次
はじめに 第一章 日伊外務省と反共主義的国際観──対外政策のイデオロギー的背景 第二章 同床異夢の枢軸形成──現実政治の蹉跌 第三章 同盟抑制の機能不全──対外政策決定過程の構造的崩壊 おわりに 注 主要参考文献
JP-eコード:0625855500100011000I
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2015年10月23日。