ブルーバックス
なぜヒトの脳だけが大きくなったのか 人類進化最大の謎に挑む
著:濱田穣
電子版
内容紹介
なぜ、ヒトだけが脳を進化させ得たのか? 脳がそれほど有用な器官であったのなら、なぜ他の動物では発達しなかったのでしょうか? 脳が大きくなるために、ヒトにはどんな変化が起こったのか? 手、二足歩行、声、思考、寿命、社会……そして、この大きな脳を支えるために発達したインフラとは? 生物としてのヒトが大成功している最大の原因が、発達した脳であることは、誰もが認めることです。しかし、ヒトの脳がなぜこれほどまでに大きく発達してきたのかは、まだまだ解明されていない、人類進化史の中の最大の謎のひとつです。霊長類の形態比較を研究する著者が、全く新しい視点からこの難問に挑みます。(ブルーバックス・2007年1月刊)
目次
はじめに 第1章 まずヒトの進化をたどってみよう 第2章 なにが脳の発達を促したのか 第3章 言語コミュニケーションを行う発声器官の進化 第4章 脳の拡大は、なぜ、どのように起こったのか? 第5章 カニクイザルの道具使用行動 第6章 脳のエネルギー消費を支える食物獲得方法の進化 第7章 寿命と老化と脳の進化 第8章 長い成長期間と脳の関係 第9章 脳のインフラとしての脂肪 おわりに 参考図書
JP-eコード:0625754000100011000Q
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2015年11月27日。