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詩人・菅原道真 うつしの美学

著:大岡信

電子版

内容紹介

日本の文化伝統のなかには「うつしの美学」がきわめて深い根拠をもって生きている.「うつし」とは「移し」.すなわち,あるものを別のものに成り入らせ,その動勢と調和に美を見出す精神の活動である.菅原道真の詩は,その「うつし」が生んだ,最もめざましい古代的実例であった.和歌の詩情を述志の漢詩に詠んだ詩人を論じる.(解説=蜂飼 耳)

JP-eコード:00000000000000001970
出版社:岩波書店
コンテンツ公開日:2021年05月27日