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パーパス・ドリヴン型ビジネス

いま世界が求める、倫理的な企業のかたち

原案:ポール・ハーグリーヴス
訳:廣瀬 麻微

紙版

内容紹介

企業は利益というただ1つのボトムラインのみを追い求めていればよいのか?
よりよい社会を実現するためにこそ、ビジネスを利用できるのではないか?
イギリスの食料品卸売会社、コッツウォルド・フェアの経営者ポール・ハーグリーヴスが試行錯誤の末にたどり着いたのは、「人々」を生かし、「環境」を守り、「利益」を出し、「あなた自身」も大切にする、4つのボトムラインを同時に追求する倫理的な企業のかたちだった。

近年注目を集めている「パーパス」を重視する企業を経営するとは、どういうことなのか。
仕事を介して人が自己実現する社会を支えるために、企業に何ができるのか。
世界をよりよい方向へ変えるために、企業はいまどう変わるべきなのか。
Bコープ認証企業の経営者である著者が、パーパス・ドリヴン型ビジネスの姿を成功も失敗も含め、ありのままを正直に語る。

著者略歴

原案:ポール・ハーグリーヴス
イギリスの食料品卸売会社、コッツウォルド・フェア社の最高経営責任者。ポールは飲食料品業界で、鋭い洞察力と包括的なビジネスの「ノウハウ」の持ち主としてよく知られている。オックスフォード大学で動物学の学位を取得し、ロンドンのインナー・シティでは貧困に苦しむ人々の支援活動を10年以上つづけていた。

ビジネスを利用すれば、国の内外を問わず従業員や社外の人々や地球のためによりよい社会を創ることができるのではないかと考えていた。長年、世界でも特に貧しい地域とされているケニア西部での子どもセンター、学校、児童養護施設の設立や運営に、時間と資金を投じている。

また、彼の経営するコッツウォルド・フェア社は、Bコープ認証企業である。Bコープは、社会や地球環境などあらゆる問題への取り組みに関する高い基準を満たした企業の集合体であるだけでなく、未来を見据えた企業の声を代弁している。ポールはイギリスBコープのアンバサダーとして、本書を通じて「企業がパーパスを持つことが社会をよくするための力になる」という重要なメッセージをあらゆる人に届けたいと考えている。
訳:廣瀬 麻微
英日翻訳者。栃木県出身。東北大学文学部卒業。

ISBN:9784991112201
出版社:Asia Pacific Publishing Hub
判型:4-6
ページ数:356ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月10日