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手から手へ 三浦綾子記念文学館復刊シリーズ 2

青い棘

著:三浦綾子

紙版

内容紹介

「紙の本で読みたい」という声にお応えする“手から手へ 三浦綾子記念文学館復刊シリーズ”の第2弾。
旭川を舞台に描いた現代小説。
医大で歴史を教える邦越康郎は、息子の嫁・夕起子が気になっている。若くして死んだ前妻・緋紗子の雰囲気に似ているのだ。夕起子もまた、康郎に憧れを抱いている。そんな折、娘の家庭に問題が持ち上がり……。

目次

送電線……7
芽吹き……41
ブザー……71
雲の影……113
壺……155
原爆忌……195
視点……233
ぬれた道……255
ダイヤル……277
バックミラー……319
嵐の夜……361
指……385
望岳台……407
殉難碑……447
三浦綾子とその作品について……469

著者略歴

著:三浦綾子
1922年北海道旭川市生まれ。小学校教師、13年にわたる闘病生活、恋人との死別を経て、1959年三浦光世と結婚し、翌々年に雑貨店を開く。1964年小説『氷点』の入選で作家デビュー。約35年の作家生活で84にものぼる単著作品を生む。人の内面に深く切り込みながらそれでいて地域風土に根ざした情景描写を得意とし〝春を待つ〟北国の厳しくも美しい自然を謳い上げた。1999年、77歳で逝去。

ISBN:9784990838959
出版社:三浦綾子記念文化財団
判型:4-6
ページ数:486ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年11月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ