錦帯橋
ヒマラヤ山麓で発生した技術が岩国で奇跡の結実
著:宮田伊津美
紙版
内容紹介
元岩国徴古館館長が、40年間の研究成果をまとめた本。地元研究者ならではの新しい視点で、錦帯橋の価値を問い直した渾身の1冊です。ヒマラヤ山麓で発生した技術が、いかにして、「錦帯橋」という橋となって結実したのか? そこには奇跡的な出会いがありました。
現在の再建した橋の「橋梁技術」で世界文化遺産を目指すのは難しい。でも、技術の伝播と結実の奇跡的な例であることに注目すれば、世界文化遺産の可能性も出てくるのではないか、と著者は提案します。また、著者は、先人達が水流を調整していたことを示す史料を新発見。錦帯橋が長年洪水で流されなかった謎を解明します。篤姫が錦帯橋を渡ったときのエピソードなど、橋や歴史の専門家でなくても楽しめるような要素も盛り込まれています。
目次
Ⅰ 中国の端(渡河手段)
Ⅱ 朝鮮の橋
Ⅲ 日本の橋
1 橋のおこり
2 臂木橋
3 船橋
4 吉川広家の岩国入封と城下町造営
5 岩国の橋
6 錦帯橋
7 錦帯橋を題材とした作品
8 錦帯橋の価値と調査
ISBN:9784947767264
。出版社:ロゼッタストーン
。判型:A5
。ページ数:272ページ
。価格:3500円(本体)
。発行年月日:2022年11月
。発売日:2022年12月05日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TNCJ。