出版社を探す

知の新書 C01

性的資本論 

欲望/剰余享楽/ジェンダー

著:山本哲士

紙版

内容紹介

性的資本は現在社会の根源を規定している。
自分の魅力は、エロス的資本が表す。
そこには知性や活力の自己性が表現される。
現代産業社会は、性的資本による男女の性別化をなし、賃労働男・家事女・学校生徒の家庭と社会労働の分業を構成して、商品を欲望する消費世界をなしている。セクシュアリティ/ ジェンダー/ セックスの諸概念を<資本>と「享楽」から検証して、自分の自分に対する自分技術のあり方を示す。
「資本を悪だ」と前提にするマルクス主義思考では資本主義は解明されない。「資本」はシニフィアンである。そして個々人の力である。現代の資本世界総体を見直す資本論シリーズの開始。世界線での理論成果を凝集しての新たな理論地平が開かれる!

資本論シリーズ 全18 冊予定
続刊…❷ 情緒資本論 ❸ 知的資本論 ❹ 文化資本論 (予定)

著者略歴

著:山本哲士
1948 年生まれ。文化科学高等研究院ジェネラルディレクター。一般財団法人「日本国際高等学術会議」理事長。文化資本学会顧問。新資本経済学会顧問。教育学博士。メキシコ・クエルナバカのイバン・イリイチの研究所CIDOC に留学。帰国後、信州大学教授、東京芸術大学客員教授をへて現在に至る。近代学問体系を超える超領域的専門研究を提唱、日本の大学アカデミズムと別個に世界レベルでの高等学術世界を形成。政治社会学、ホスピタリティ環境学、資本経済学、精神分析理論、言語理論、人類学、哲学などをもって現在社会を考察しつつ企業との協働研究ワークを多々推進。著書、編集書誌は200点を超える。季刊iichiko の編集研究ディレクター。

ISBN:9784924671812
出版社:読書人
判型:新書
ページ数:304ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB