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今読み解く日本の庭園

作者の想いからデザインまで

著:戸田芳樹
著:野村勘治

紙版

内容紹介

「日本のランドスケープデザインの原点は日本庭園にある」と戸田芳樹氏は言う。その戸田氏とは50年以上の付き合いという野村勘治氏は、作庭家重森三玲氏に入門し桂離宮を始めとする名園の調査に専念してきた。後に作庭家として独立するが、その傍ら「庭の語り部」としても活動してきた。政治や文化など時代背景とともに日本庭園を読み解く野村勘治氏の解説は、知的好奇心を刺激する。この2人がタッグを組み、名庭園の作者の想いとデザインを読み解き1冊にまとめた。2人の個性的な視点から読み解く日本庭園は、解説書に留まらず日本文化の歴史を壮大に語る一面も持つ。各章に添えられているコラムとともに日本庭園史における時代背景に触れることができる。一般の方へも配慮した細部に渡る用語解説付き。

目次

●はじめに
第1章:龍安寺庭園の謎を解く〜天皇の陵墓を守る龍の庭〜
第2章:鶴亀石組の意味と表現〜鶴亀の先に何が見えるか〜
第3章:小石川後楽園の3つのテーマ〜能の世界・旅の風景・中国への憧憬〜
第4章:小堀遠州の生涯と作品〜綺麗さびを巡って〜
●用語解説
●著者紹介

著者略歴

著:戸田芳樹
ランドスケープアーキテクト/株式会社戸田芳樹風景計画代表
1947年生まれ。東京農業大学造園学科卒業。東京と京都で庭師の修行後、黒川紀章のもとでランドスケープデザインに従事。1980年株式会社戸田芳樹風景計画を設立。以後、国内外で数多くのランドスケーププロジェクトを手掛ける。現在も第一線で活躍している。
著:野村勘治
庭園作家・庭園研究家/有限会社野村庭園研究所代表
1950年生まれ。東京農業大学短期大学卒業。作庭家重森三玲氏に師事し、策定の傍ら実測した名園は百数十を超える。その後独立し有限会社野村庭園研究所を設立。国内外を問わず活動し海外での実績も多い。

ISBN:9784911303016
出版社:風景パブリッシング
判型:B5
ページ数:128ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2024年10月10日
発売日:2024年10月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WM