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二〇二二年八月二十七日と二十八日に山梨大学の甲府西キャンパスＭ号館Ｍ―12教室において、小学校四、五、六年生とその保護者を対象に「未来の学び」（小学生のための生涯学習講座）が開催されました。大学単独で小学生を対象とした講座を開講している事例はありますが、都道府県の全大学が協力して全県下の小学生に向けて講座を開くのは、全国でも山梨県だけの試みで、今年で二年目となります。
八月二十七日と二十八日の両日には六名の大学教員が、普段、大学の授業が行われる教室で小学生と保護者に向けて講座を開催しました。
生涯学習は、生まれてから死ぬまでの生涯にわたる学習を意味しており、小学校や中学校で学ぶ内容も範疇に入っていますが、日本では、最終学校卒業後や老後などの余暇の学習を意味する場合があります。特に小学生や中学生は、学校以外での生涯学習の機会が乏しいと言われています。
この講座は、大学コンソーシアムやまなしに加盟する山梨県内の十二大学の教員が、小学生向けに講座を開き、小学校の教科内容の先にある内容や根拠となっている内容を学ぶことで、学ぶ意味を見つけたり、将来の進路や夢を見出す機会を提供しようというキャリア教育の一環です。また親子で参加するのは、保護者にも学びの機会を提供することでリカレント教育として大学で学ぶ機会のきっかけづくりとなったり、親子で同時に学んだことについて帰宅後に親子で一緒に振り返ったりしてほしいという考えによるものです。

最後に、この事業にご支援をいただきました山梨県内の十二大学、各種団体、個人の皆様にあらためて感謝の意を表したいと思います。今後とも子どもたちの未来のためにご支援をたまわりますようお願いいたします。

はじめにより抜粋

著：大学コンソーシアムやまなし
大学コンソーシアムやまなし：「未来の学び」運営委員会
安達義通（山梨県立大学）
伊東久実（身延山大学）
井上聖子（帝京学園短期大学）
井上征剛（山梨英和大学）
小澤初美（都留文科大学）
小幡園子（帝京科学大学）
栗田真司（山梨大学・委員長）
小林晶絵（健康科学大学）
田邉裕子（山梨学院短期大学）
槇平龍宏（大月短期大学）
丸山正次（山梨学院大学）
水上　修（放送大学山梨学習センター）
八巻久美子（大学コンソーシアムやまなし）

「未来の学び」の実施については、
「公益財団法人長田ふるさと財団」より助成を受けた。